日本に住んでいても、仕事しながらでも、米国のオンライン大学院に通えるよ!
を伝えたくてブログを始めました。
具体的な経験談をシェアしたら、
初めの一歩からステップもわかるし、やってみようかな、と思ってもらえたら、
嬉しいなと思っています。
ですが、今までの自分のブログを読み返して、
ちょっと違和感。
体育会系で厳しい自己規律の紹介になってしまっていて、
毎日歯を食いしばって頑張っているという雰囲気になってしまっているかも。
外から見るとそう見えると思いますが、
気持ちは全然そうじゃなくて、
実は、楽しく頑張っていこう!という前向きな気持ちが常にありました。
それは、オンライン大学院サポート体制のお陰、
科学的根拠に基づき、上手に設計されていて、
唸ります。
人生初めて、勉強って楽しいんだ!と思いました
![](https://hiromitsuboi.com/wp-content/uploads/2021/07/john-schnobrich-FlPc9_VocJ4-unsplash-1024x683.jpg)
確かに時間的には厳しかったけど、
人生で初めて、
勉強って楽しいな
って思って、充実した毎日を送っていました。
何故なら、
大学院のスタッフや教授、同級生から毎日受け取っていた、
重要なメッセージがあったから。
それは、
We can do it together. Do you need any help? We are here to help you!
新しいこと難しいことにチャレンジしようとする人に対して、
大変だよ、難しいよ、死ぬほど忙しいよ、やるなら覚悟を決めてやらなくちゃね、
と言った脅かしのメッセージは、
何の助けにならないけど、
一緒に頑張ろう、応援するよ!
とポジティブな気持ちになるようなメッセージは、
やる気を上げる効果があることが、研究結果で証明されています。
科学的根拠に基づいた応援メッセージ
![](https://hiromitsuboi.com/wp-content/uploads/2021/07/nonresident-nizUHtSIrKM-unsplash-1-1024x683.jpg)
一つの例は、教育学のある研究論文(Yeager et al, 2014)で、
子供達が書いた作文に、先生が批判的なフィードバックをする際、
回答用紙の最後に、
私がこのフィードバックをするのは、あなたであればこの高い目標を達成できると信じているからです。一緒に頑張りましょう。
の文を添えて返す子供達と、添えないで返す子供達のその後を比較する、
というものがあります。
結果は、応援文を添えて回答用紙を返した子供達の方が、
応援文を添えずに返した子供たちよりも、
作文を修正改善して再提出する率が高く、
さらに修正改善した作文の質も高い、
という結果が出ています。
アメリカ人は優しいから、応援メッセージを出しているのではないのですね。
生徒のパフォーマンスを上げるために、
科学的根拠に基づいて応援メッセージを発信しているのです。
会社でも、上司が部下に対して応援メッセージを出すことは、
自分の部署のパフォーマンスを上げるために、
積極的に活用する技術と言えます。
参考文献:
- Yeager, D., Purdie-Vaughns, V., Garcia, J., Apfel, N., Brzustoski, P., Master, A., Hessert, W., Williams, M., & Cohen, G. (2014). Breaking the cycle of mistrust: Wise interventions to provide critical feedback across the racial divide. Journal of Experimental Psychology. General, 143(2), 804–824. https://doi.org/10.1037/a0033906
心の安定を得て初めて、勉強に集中できる
アリゾナ州立大学院では、
毎週月曜日と水曜日にスタッフからメールが発信されます。
内容は毎週違うけど、
割と他愛なくて、
前週にみんな頑張ったね、
今週も一緒に頑張りましょうね、
この先の最終課題でこんなことがあるから、今週締め切りではないけど少しづつ準備スタートしてね、
何か質問あれば、いつでも大学スタッフや教授に連絡ください、
という簡単なもの。
でも、これがホント、
サポートされているという安心感とチームの一体感を作り上げる効果があって、
嬉しいんですよね。
実際に、教授にemailで質問すれば、24時間以内に返事をもらえたし、
emailでは解決難しい問題や質問は、Zoom Meetingを申し込んで話し合うことができました。
また、以前のブログで書いたように、
卒業するまで専属のアドバイザーやサクセスコーチもついてくれているので(サクセスコーチについての記事、下にリンク貼っておきます)、
勉強以外のことで困っても、
周りに色々なプロフェッショナルな人たちが、
温かい目で、
私を支えるために常にいてくれる、
と心の安定を得て、
勉強に集中できました。
この安心感を与えるために、
大学院が様々な仕組みとメッセージを設計し、生徒に提供しているのは、
アメリカ人が優しいとかアメリカの文化だというのではなく、
科学的根拠に基づいていることは間違えがないと思います。
![](https://hiromitsuboi.com/wp-content/uploads/2021/07/everton-vila-AsahNlC0VhQ-unsplash-300x200.jpg)
まとめ
![](https://hiromitsuboi.com/wp-content/uploads/2021/07/melissa-askew-tSlvoSZK77c-unsplash-1-1024x768.jpg)
科学的根拠に基づく大学院の「一緒に頑張ろう、応援するよ」のメッセージが、
毎週月曜日と水曜日のスタッフからメールで発信されます。
大学院側が色々なサポート体制と、プロフェッショナルな人たちのサービスを提供する目的は、
生徒が心の安定を得て、勉強に集中することができるように。
実際の勉強やスケジュールは、そりゃ大変なこともあることは否定しない。
でも、わたしたち生徒は、大学院のサポートのお陰で、
勉強って楽しい、という前向きな気持ちで学生生活を過ごすことが出来ます。
米国オンライン大学院の魅力の一つとして、
ご紹介させてもらいました!