とりあえず現状維持から、締め切りのあるアクションへ
「やりたいことが見つからない」から、とりあえず今の仕事や一緒に住む人や場所を続けている人は多いと思います。
でも、現状に満足していないので何かしなくてはと思い、
英語を勉強するとかダイエットするとか、具体的なHOWを積み上げてみるのですが、
その前提になる何故WHY英語を勉強するのか、
何WHATを目的にダイエットするのかが曖昧な場合には、なかなか続かない。
私もずっとそんなことの繰り返しでした。
はたと気付いたら50歳直前で、
このままいくと死ぬまでずっと「やりたいことが見つからない」と言って終わってしまうのではないか、
と焦りがありました。
漠然と「日本の女性リーダーの数を増やすために貢献したい」と思っていましたが、
何をどうすればいいかわからず、また突き詰めて考えてもいなかったのです。
そこで今回は、50歳になる前までに必ず何かアクションを起こすと決めました。
50歳誕生日まで、という締め切り設定です。
迷って時間潰ししないで、できる範囲でアクション
そうは言っても、
いきなり会社を辞める勇気も、引っ越す勇気もなかったので、
働きながらできること=オンライン大学院で勉強すると決め、
逆算して入学までの準備スケジュールを立てることにしました。
正直、卒業後の計画がばっちりあった訳ではありませんし、
自分の専攻(何を専攻するのかも迷いましたが、えいやで決めました)が自分にあった科目だという確固たる自信があった訳ではありません。
家族や友達からも、「突然子供もいないアラフィフ女が教育学勉強ってどういうこと??」と戸惑いの反応でした。
それでも、またここで迷うことに時間を費やしていたら、一生このままだという焦りがあり、
「大学院で勉強する過程が自分のためになる」「やりたいこと探しに必ず役立つ」と信じて、
飛び込むことにしたのです。
自分が20代の頃の上司が教えてくれた言葉も、私のアクションを後押しをしてくれました。
「A案かB案のどちらがベターかわからなかったら、わからないと言うのではなく、目を瞑ってでもどちらかを選んで、A案かB案のどちらが良いか言いなさい」
「あなたが立場を明確にすることで、周りの人たちがあなたの意見に賛成か反対かを述べやすくなり、それによってあなたの案は叩かれ改善され、より良い最終案ができあがるのです」
50歳を前に時間がなくなってきた焦りが、
100%自信がなくても、決めないより決める方が良いのだ、
自信があるふりをしてでも、周囲に自分のアクションを公言して、
みんなの反応を聞いてみることで、ベターなアクションに踏み出せるのだと、いうことを
を思い出させてくれました。
何をしたいか妄想する、が大事
私の場合は勉強をすることを選びましたが、何でもいいんだと思います。
何をしたいか妄想することが大切です。
子供頃は夢見ると言っていましたが、
大人が「夢」というと実現可能性が低い青臭いものと思われがちなので、
私は「妄想」という’言葉が、ちょうどいいと思っています。
今の現実の延長線上ではない、割と遠いところにある、
ちょっとクレイジーでコミカルで野心的なニュアンスですね。
例えば、40代で突然思い立ってジャズシンガーになると決めた知り合いもいました。
その数年後、彼女のライブチケットを買って、観に行ったことがあります。
大人になってから、
思い立ってジャズシンガーになれるんだ、と驚いたことを覚えています。
まとめ
このまま「やりたいことが見つからない」と言って終わってしまうのではないか、という焦りから、
50歳の誕生日を締め切りと設定し、
それまでに大学院に入学することことに決め、
逆算してアクションを計画しました。
大事なのは、
- 何をしたいか妄想をする
- 家族友人に言いふらしフィードバックもらう
- 自分で締め切りを設定
- 迷って時間潰ししないで、逆算してできる範囲でアクションする
もっと早くに気付いていればなあ、と思いますが、
人生100年時代なので、遅いことはないと信じています。
次回は、メンターを持つ重要性をお話します。